英連邦ゲーム’９８ Commonwealth Game '98

　マレーシアは、英連邦の一員だった。確かに独立するまでは、シンガポールと共に、英国の植民地であった。マラッカ王国が、ポルトガルそして東インド会社のオランダに、１６９９年滅ぼされ、１７世紀初頭からイギリスが侵攻、１８２４年英蘭条約により、１８２９年に、マレー半島を完全に植民地とした。錫の鉱山開発に多数の中国人労働者を、天然ゴムの栽培にインド・タミール人労働者を導入した。これが、マレーシアが主にマレー人、中国人、インド人で構成される所以である。
　１９５７年、イギリス連邦のマレーシア連邦として独立。ただ、１９６５年、マレー人優遇政策に反対、シンガポールが分離独立した。

　イギリス連邦は、The Commonwealth(The British Commonwealth of Nations) と言われ、連邦の大会は Commwealth Game 98 と一般に言われ、連邦のエリザベス女王も開会式に出席した。１９９８年マレーシアの発展を世界に示す大会であった。新国際空港、高速道路、鉄道、ホテル、その他公共設備などが、この大会にあわせて建設された。残念ながら、その結果についてはわからない。今でもものすごい数量のシンボル・マークが残っており、マレーシアは、今でも１９９８年のようだ。




　英連邦大会のメインスタディアムなどがある主要会場。

イスラム風の建物 Isramic Building

 東アジで、同じような顔立ちのマレーシアで、エギゾティックを感じるのは、スカーフ姿の女性とイスラム風の建物を見るときである。

(Malaysia 3)