工業地帯 Industrial Area
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 シンガポールは、観光及び金融の面だけが話題にされるが、もう一つの重要な特徴がある。シンガポールは、確かに観光地として、またアジアの金融センターとして、重要な場所であるが、もう一つ重要なのは、一大工業の中心地である。
 シンガポールは、確かに工業資源又は国家の重要な基幹産業である自動車産業はないが、電気産業、電子産業、家庭電器、工作機械そして金型産業等多くの産業がある一大工業立国でもある。電気、電子、金型産業は、依然として東南アジアの先進分野である。
 しかし、これらリードしてきた産業も、人件費コストの上がったことにより、隣のマレーシアや中国に工場が流出。移転し始めていることが言われている。いわゆる空洞化が起こっていることも事実である。シンガポールが、かっては生産拠点であったが、技術拠点に代わりつつある。ハード・ディスク工場がフィリピンへ、プラスチック金型工場が中国へ、家電工場がマレーシアへ、IC工場がマレーシア、中国へ、ベアリング工場がタイへ等々、種々産業の工場が最も近い国外である、マレーシア・ジョーホーバルへ、工場移転が続いている。工業立国シンガポールの問題であり、空洞化は今後の課題である。

Jurong Industrial Area

工業地帯 Industrial Estate
 シンガポールの工業地帯は、ジュロン/Jurong、アン・モー・キョウ/Ang Mo Kio 等島内に散らばっているが、何と言ってもジュロン工業地帯/Jurong Industrial Estate が最大で、日本をはじめとする外国企業が工場を操業している。

Plant
 写真は、Ang Mo Kio にあるIBMの工場であるが、電気、電子産業関係の会社、工場が多い。
 下の写真は、シンガポール型工業団地の例であり、中層階のビルに、多数の工場が入っている。多くは、中庭があり、緑と駐車場となっている。その下の写真は、初期の工業団地の例で、1階、又は2階の建物が中庭を囲み建てられ、小さな工場が多数は入り操業している。
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